母と娘
娘との何気ない会話の中で、ふと子どもの頃を思い出すことがある
私が思春期の頃から難病で寝たきりだった母と私の思い出
よく怒られていた事、入院してる時の悲しく辛そうな顔、嬉しい事があっても病気の母には話せなかった事
そんなちょっと寂しい記憶が多い
私にとっての母は、明るいか暗いかで言えば暗い存在だった
でも記憶って強烈にショックだった出来事はしっかり覚えていて、小さな嬉しかった事はすっかり忘れている
母と私の思い出は確かに暗い出来事も多かったけど、記憶を辿れば幸せな思い出はそれ以上にあった
よくお弁当を持って河原にピクニックに連れて行ってくれたし、一緒にお菓子を作った
体は自由に動かなかったけど、パソコンを使って会話している時の母の顔は楽しそうだった
病気になっても新しい事に挑戦する姿も見せてくれた
そして私が結婚した時、娘を産んだ時誰よりも喜んでくれたのは母だった
ベッドの上で、この上ない笑顔の母と赤ちゃんだった娘を見ていた私も間違えなくとても幸せだった
この時の写真、残しておいてよかった😌
楽しかった、幸せだった事をすっかり忘れて、悲しい記憶にばかりフォーカスしていた私
長い間寝たきりだった母を、そしてそんな母を見る私を可哀想だと思っていたけど、私たち母娘は一緒の時間は短かったけど十分に濃く、愛し愛される時間を過ごしてきたんだなと消化不良だった気持ちがスッキリした気分になった
私は沢山の経験の中でもちゃんと愛されていたよね^^
私の中の母の記憶も、太陽のように明るく笑う可愛らしい母が多くなった
そんな幸せな娘だった私は、今度は私の娘と小さな幸せを作っている
最近は、娘が好きな男の子の話を嬉しそうに話してくれることと、私の推しの韓国俳優カンハヌルさまの話しを楽しげに聞いてくれる事がとても幸せ♡
今日も見たいものを見る
何にレンズを向けるのか私次第
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